あるがままに生きるために〜コミュニティSangoで暮らす日々のキロク〜

魂の成長を目的としたコミュニティ『Sango』の住人である大北のブログ。“祈りと喜びで育つ畑”「Sangoファーム中城」の園主でもあり、とっても敏感(HSP・エンパス)なアスぺ男子。沖縄の雄大な自然の中で、仲間と共にあるがままに生きる。そんな日々の暮らし・畑仕事の実験や気づきなどを綴っています。敏感男子、ただいま地球に適応中٩( 'ω' )و

トラクターさん、ありがとう 後編 〜教えてくれたのは、諦めず動き続ける大切さ〜

こんばんは。

エンパス男子の大北です。

 

沖縄にあるコミュニティ"Sango"に所属し、

安心の中で喜びを分かち合える、

そんな暮らしの場を仲間とともに育んでおります。

 

その中で、Sangoファーム中城という畑の園主をしており、

薬や肥料を使わず、水やりもせず、祈りと喜びで畑を営む日々。

 

本日は、

故障したトラクターの物語の続き。

 

naturalhspman.hatenadiary.jp

 

前回、トラクターを手放すという、

自分にとってとても大きな決断をした僕。

 

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決断できてよかった!だけで終わらないのが、

人生という物語なのです。

 

お金かかるの?

手放すと決めた僕の次の動きは、

どうやって手放すか?ということ。

 

現在、

クボタの工場で預かってもらっているトラクター。

 

故障はしているものの、

修理さえすればまだまだ現役。

 

だから、

できれば少しでもお金に換えたいところ。

 

さらにいうと、

このトラクターは現在エンジンがかからない。

 

つまり自分たちで運ぶこともできないのです。

 

運ぶとしても、

レッカーしてもらう必要があり、

さらにお金がかかっちゃう。

 

だから理想は、

ラクターをうちの畑に戻すのではなく、

クボタの工場から直接引き取ってもらうこと。

 

というわけで、

ネット上で引取り業者を探してみました。

 

すると農機具の引取り業者は、

結構出てくるものなのです。

 

一番大手っぽいところに早速電話して依頼。

クボタの工場に直接見に行ってもらいました。

(所有者の畑になくても、修理待ちで預かってくれているメーカーの工場に

わざわざ見に行ってもらえるというのも、意外な発見)

 

「いったいいくらで売れるのかなぁ??」

とワクワクしておりました。

 

しかし、

引取り業者からは意外な答えが。

 

「こちらは処分するのに4万円かかります。」

 

えっ!!お金かかるの!!!???

 

なんでもその引取り業者は、

故障したトラクターの買取はしていないとのこと。

 

ただ処分場に持っていくことを代理でしてくれるだけ。

 

しかも処分場で処分するにもお金がかかるということで、

処分料プラス手間賃を請求されたわけでございます。

 

修理代で20万もかかるから、

手放そうとしてるのに、

手放すにも4万円かかるなんて・・・!!

 

結構ショックを受ける僕。

 

そこに業者さんはさらに追い討ちをかけてきます。

 

「本当にこのトラクター処分するんですか?

結構状態がいいので勿体ないですね。

 

やめて!そんなこと言わんで!!(T_T)

 

おもいきって手放すことを決めたのに、

後ろ髪引かれてしまうやないかーい!!

 

処分するにもお金がかかる。

状態はいい。修理したらまだまだ使えるかもしれない。

 

いろんな可能性が頭をかけめぐり、

ぐるぐるし始めます。

 

ぐるぐるしすぎて、

2、3時間くらい思考停止状態となりました笑

 

ラクターという車にまつわるお金の動きは、

経験の浅い僕にとっては大きなお金の動き。

 

だからこそ、

どうしたらいいんだろうという迷いも大きいわけです。

 

動き続けて見えてきたもの。

 

しかし、

ここで立ち止まっている場合ではありません。

 

経験が浅かろうとなんだろうと、

僕に責任のあることで、僕が答えを出す必要のあること。

 

「処分するのは勿体無い」という言葉が残っている僕は、

なんとかして少しでもプラスに変えたいという気持ちから、

 

再度奮起し、

沖縄の中古農機販売業者、買取業者に片っ端から電話をかけてゆきました。

 

電話が繋がらない、中古の買取はやってない、故障車だと無理、など。。。

何軒もの業者に断られました。

 

がしかし、

ある業者に電話をかけた時、

 

担当のおじさんが、

「どんなトラクターなの??」と聞いてくれたのです。

 

もうだいぶいろんな業者に断られたので、

あまり期待はせず、ダメで元々という気持ちで、

 

ラクターの年数や故障箇所、

買取業者が「状態がいい」と伝えてくれたことなど、

詳細に情報を伝えてゆきます。

 

するとおじさんはこう答えます。

「スクラップ値段でしか買い取れないかもしれないけどいい?」

 

ん?買い取ってくれるの??

 

「ちなみにいくらで買い取ってくれるんですか?」

と僕が聞くと、

 

おじさんは答えたのです。

「4、5万くらいかなぁ??」

 

そんな高く買い取ってくれるんすか!!

 

僕はびっくり!!!

 

そもそも処分に4万かかるって言われてたわけだから、

合計で8万円得してる!!

 

チャンス!!

早速見に行ってもらうようにお願いします。

 

すると翌日にはおじさんから返事があり、

4万円で買い取ってくれることがすぐに決まったのです!!

 

なんというギフト!

 

諦めず動き続けたからこそ、

見えた景色。

 

とてもとても嬉しかったです。

 

もう一つのギフト

話はこれだけでは終わりませんでした。

 

ラクターを手放すことを決めましたが、

畑にはトラクターで耕したい土地があるのです。

 

9月に耕す予定でしたが、

ラクターが故障したため、耕転はストップ。

 

この状況を解決するため、

ラクターを所有している農家さんを紹介してもらい、

耕転を依頼することに。

(いまお金があまりなくて!というアピールをバンバンし、

破格の値段でやってもらえることになりました。交渉上手になったものです笑)

 

その農家さんのトラクターはかなり大きく、

草ボーボーの土地でも草刈りから耕転までしてくれる、

沖縄ではかなり珍しいトラクター。

 

ゆえに、

刈った草を丸まま畑に鋤き込めて栄養にすることができるので、

うちのトラクターでやるよりも、

より畑の土を豊かにすることができます。

 

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(とてもいい感じに仕上げていただきました)

 

だから今回はその農家さんに依頼できて、

とても良かったのですが、

農家さんがぽそっと伝えてくれたのです。

 

中城村で畑をしている人なら、

役場がトラクターを無料で貸し出してますよ。」

 

えっ!!マジすか!!!

 

半信半疑で役場に問い合わせてみたら、

これがマジでした笑

 

いろんな農家さんが借りているので、

順番待ちにはなるらしいですが、

 

うちは耕さない畑をどんどん増やしているので、

そこまで頻繁にトラクターを必要としているわけでないから、

順番待ちでもそんなに支障はなくなっている今。

 

ただで借りれるなら、

ラクター用の小屋や故障にかかる経費も

考える必要がないから、

めちゃ好都合やないかーい!!

 

ラクターを手放した結果、

ラクターがただで使えることを知る笑

 

手放す前に比べて、

めっちゃプラスな結果となったのです。

 

ほんと宇宙ってすごい!!

 

起こることには全て意味がある。

 

だから出来事に圧倒されて

悲嘆にくれる必要はない。

 

諦めずに動き続けていれば、

必ず道は開ける。

 

ラクターさんは最後の最後まで、

僕に大きな学びをプレゼントしてくれました。

 

ありがとう、トラクターさん。

今まで本当のお世話になりました。

 

今日も気づきに感謝です。

まるっ!!