こんばんは。
エンパス男子の大北です。
沖縄にあるコミュニティSangoの住人で、
“祈りと喜びで育つ畑”Sangoファーム中城の園主をしております。
うちの畑にて、
新たな実験を開始しました。
「耕す畑と耕さない畑、比べてみた。」実験です!!
(タイトルが、ダサい・・・!!)
去年活用していた畝(畑に作る小高い丘のこと)の
前半をトラクターで耕し、もう一度畝立て。
後半は去年から引き続き、そのままの畝を使用。
全く同じ種類のタネを蒔いてみての、
比較実験です。
ちなみに今回実験する場所となった畝は、
先日のブログでも紹介した、
土がめっちゃ柔らかくなっていた畝です。
きっと元気な野菜が育つことでしょう。
今まではずっと、
トラクターで耕すことを毎年一回やっていました。
その方が、
まっさらな状態で種まきができるので、
雑草が生えてくるまで時間の余裕が生まれ、
草刈りの手間も減り、野菜の初期生育に効果的だと思っていました。
更に言えば、トラクターで耕した方が、
土が柔らかくなっているような気がしていたので、
野菜も育ちやすい環境になっているはずだ!
という考えもありました。
事実、
昨年も耕さない畑を実験していた地域があったのですが、
野菜たちは上手く生育できませんでした。
この場所は、
果樹と野菜を一緒に植えており、
僕の長年の夢である、
「食べられる森」にしていく予定のエリアだったのですが、
去年の時点では、
土がとっても硬く、元々そこにいた雑草さんの勢いにすぐに負けてしまい、
野菜たちが思うように育たなかったのです。
(今年また再チャレンジしまーす!!)
そんな去年の経験もあり、
僕はトラクターで耕す派に傾きかけていたのですが、
「耕すことこそが、
土壌環境の破壊と地球温暖化ににつながっているかもしれない。」
という情報に触れて、
改めて、
耕さない畑、不耕起栽培にチャレンジするに至った次第です。
本来ならば自然の営みの中で、
土が掘り起こされるという事象は稀なわけで、
耕すという行為はとても人間的な行為だと思います。
その場所に元々住んでいる微生物が創り上げたコミュニティがあるわけで、
その力を活かした方が、土のエネルギーは高いのは納得です。
人間世界を見てみても、
元いた土地の人々を追い出して、
そこにあった家や文化を壊して、まっさらな土地にした方が、
新しいマンションは立てやすいのかもしれません。
でも、
元々いた人の知恵や、そこに根付いた文化は、
代々受け継がれてきた自然への敬意と繋がりがあって、
その土地を活かした生き方をしていたわけです。
(たとえばアメリカ先住民の方々がそうであったように)
そこにあったものを全て否定し、平らにして、
コンクリートのお家を建てるのではなく、
受け継がれてきた知恵や文化やコミュニティに注目し、
分かち合い、融合し、そこから新しいものを生み出していく。
(里山資本主義とか、民泊とか古民家再生とかとか)
そんな時代の流れになってきている気がします。
この地球、大地に対しても、
元々そこにあるエネルギーを活かしていく。
循環させ、ともに豊かになっていく。
そんなあり方を模索している今であり、
その一つが「耕さない」ことなのではないかと今年の僕は考えているです。
だからこの実験、とってもワクワクしております。
どんな結果になっていくのか?
楽しみに経過を観察してゆきまーす!
今日も気づきに感謝です。
まるっ!!
🌿お知らせ🌿
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だからこそ育まれるくつろぎ空間と、体に優しく美味しいお食事。
ぐっすり寝れます(笑 オススメです。