こんばんは。
発達障がい人の大北です。
沖縄にあるコミュニティ"Sango"に所属し、
安心の中で喜びを分かち合える
暮らしの場を仲間とともに育んでおります。
"ない"という意識はとてもやっかいなもので。
お金がない、時間がないetc...
一度「ない」に意識が向いてしまうと、
心はとても狭くなり、
身の回りのいろいろなことに余裕がなくなってしまう。
"ない"中でこそ、
いかに"ある"を見いだせるか。
そこにこそ、
豊かさや喜びが待っているのです。
本日はSangoの本拠地"お山"にて、
食事に関するミーティング。
7月より新しく第8期がスタートして、
食事についても抜本的な見直しが行われ、
今その変化の途上なのでございます。
ここ1、2ヶ月の食事作りや実際に食事を食べてみて、
「何を感じ、どう思ったか?」の振り返りをしつつ、
次の1ヶ月に向けての展望を話し合いました。
第8期になって大きく変わったことの1つが、
スタッフみんなが食事を"お山"で取るようになったということ。
いままでは各拠点でバラバラで食べていることが多かったのですが、
活動の中心である"お山"にみんなが集まる食事のスタイルを、
実験している今なのです。
そうなってくると、
食事を作る量がいままでの倍以上になるし、
その分食費もかかってくる。
年間で定めた予算がある中で、
増えた食費の分をどうやりくりするのか?
「何が必要な食材で、
何に経費が多くかかって、どこが削れるのか?」
を考えていく必要が出てくるわけです。
食事は人間にとって、
とても重要なエネルギー。
ゆえに、
一部の人だけに関わる話ではなく、
食事を作る人、食べる人皆に関わってくる話。
だからこそ、みんなで振り返って、
見直していく必要があるわけでございます。
そんな中で出てきた印象深い話が、
「クリスマスやお正月を楽しまないのか?」
という話。
「何かの行事ごとに合わせてご馳走を食べたい!
そのために日々の食事を節約する。」
という発想があってもいいのではないか?
という話が出たのです。
とてもシンプルな話だけど、
その発想は見落としていた!
この1ヶ月の動きや、
振り返りをしていると面白いもので、
いかに"ない"に意識が向いていたかがよくわかります。
今まで以上に人数が増えているから、
食費が十分に "ない"。
となってくると、
限られた食費で日々をなんとかやりくりしよう。
という意識がとても強くなっている。
"食べること""生きること"に気持ちが囚われて、
"楽しむこと"への発想が乏しくなっておりました!
"ある"時に、
"ある"をやるのはとても簡単なこと。
"ない"中でこそ、
”ある”をどう生み出すか?
そこに発想の広がりや成長がありますね。
日々当たり前にしている、
”食事”に目を向けること。真剣になること。
そこにもまた、
意識を進化させる学びがありました。
全ては学びですね。
今日も気づきに感謝です。
まるっ!!
(畑で収穫されたお豆さん。
"ない"なかでこそ、野菜を育てることの大切さも、
より身に沁みて感じますね。)