こんばんは。
エンパス男子の大北です。
沖縄にあるコミュニティ"Sango"に所属し、
安心の中で喜びを分かち合える、
そんな暮らしの場を仲間とともに育んでおります。
その中で、Sangoファーム中城という畑の園主をしており、
薬や肥料を使わず、水やりもせず、祈りと喜びで畑を営む日々。
現在、
畑には男性がお一人滞在中です。
その方は、
「自閉症スペクトラム」と診断された方なのです。
(アスペルガー症候群は医学的には自閉症スペクトラムに分類されます。)
僕は自分自身のことをアスペルガー的な気質があると認識していますが、
病院で診断を受けたわけではなく、
「自閉症スペクトラム」と病院でちゃんと診断された方と、
一緒に生活するのは実は今回が初めてなのです。
初めて!のことなので、
いささかドキドキしておりましたが、
実際に生活を共にしてみたところ、
とっても楽!!だと感じている僕がいます。
というのも、
お互いにお互いの気質に対する理解があるから、
距離感がとても心地いいのです。
その方は事前に、
「人と交流するのも好きですが、一人の時間も必要です。」
と伝えてくれていました。
僕も全く同じ!!
だから暮らしの中で、
一緒にいるときお話しするのが楽しいし、
お互いにそれぞれの時間も大事にできています。
どんなことが得意で、どんなことが苦手か、
も理解できるので、
作業をお願いすることもとてもやりやすいです。
障害・気質を受け入れている方と一緒にいることは、
とても楽なのだということを実感する日々。
しかし、
世間的には必ずしもそういう認識では、
ないのかもしれません。
先日、
別の場所であるイベントに参加したのですが、
その参加者の方とお話をしていたときに、
「自閉症スペクトラムの方と一緒にいるのは、
"普通"の人と一緒にいるよりとっても楽でした。」
ということを話したら、
相手がびっくりしていました。
「えっ?どうして?」と
おっきなはてなが頭に浮かんでおりました。
「障害=難しい人」という認識が、
まだまだ多数派なのかもしれません。
相手のびっくりを受けて、
僕も改めて、
「どうして楽だと感じているのか?」
を見つめ、ある気づきにいたりました。
ご自身の気質・障害を受け入れている方は、
自分に対する嘘が少なく、とっても正直なのです。
ご自身をありのままに理解し、受け止めているから、
自己否定もあまりありません。
相手の心が伝わって来てしまい、
嘘がわかってしまうエンパスな僕としては、
その正直さがとっても心地いいのです。
逆に僕にとっては、
"普通"の人と一緒にいる方が
ちょっぴり大変だと感じることが多いです。
(あまり好きな言葉ではないけど、わかりやすいからあえて"普通"と言う言葉を使います。
ここでは「アスペルガーやHSPなどの気質を持っていないと思っている人」という意味で使っております。
必ずしも適切な表現ではないと思うけど!言葉って難しいね。)
なぜなら、
"普通"を一生懸命装っているから。
僕は、
「この世界に生きているほとんどの人が多かれ少なかれ、
実は敏感であったり、アスペ的な気質を持っている。」
と感じているのですが、
"普通"の人は、
自分の「気質」に対する自覚が少ないです。
むしろそういう気質を、
欠点であったり、ダメなものとして捉えていることが、
多いように感じます。
自分の中に本当はあるものを「ダメ」にしているから、
そうでないように一生懸命振る舞おうとしてしまうのです。
どんどん自分に鎧を着せていき、
何者かになってゆく。
相手に対して嘘をついているわけではなく、
自分に対して無自覚に嘘をついてしまっている。
その嘘が伝わってちゃって、言葉が二重に聞こえてしまうので、
"普通"の人と一緒にいることは、
大変だと感じてしまう僕がいるのです。
大変だと感じてしまう僕も、
戸惑い・パニックしてしまっているわけです!笑
まだまだ未熟!!笑
そんなときは正直を伝えたらええんやで!
何者かになるってそういうことかー!!
と感じた最近でありました。
自分に鎧を着せて、
どんどん自分を見えなくしていくよりも、
自分の得意も苦手も理解して、
自分の「気質」を受け入れ、正直になった方が、
僕は楽だーーー!!!
そんなことを、
自閉症スペクトラムの彼から、
教えてもらいました。
まだまだええかっこしいな僕もいますが、
僕は僕で一つ一つ鎧を脱いでゆきます。
すっぽんぽんになるんやで!!
今日も気づきに感謝です。
まるっ!!
(穏やかな食事の時間が楽しい日々)
・こんな僕たちが集まるコミュニティがこちら。
・メンバーが民宿もやっております。アスぺなお宿(笑
だからこそ育まれるくつろぎ空間と、体に優しく美味しいお食事。
ぐっすり寝れます(笑 オススメです。
・宮城にも仲間たちが安心安全な学びの場を創っています。
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