あるがままに生きるために〜コミュニティSangoで暮らす日々のキロク〜

魂の成長を目的としたコミュニティ『Sango』の住人である大北のブログ。“祈りと喜びで育つ畑”「Sangoファーム中城」の園主でもあり、とっても敏感(HSP・エンパス)なアスぺ男子。沖縄の雄大な自然の中で、仲間と共にあるがままに生きる。そんな日々の暮らし・畑仕事の実験や気づきなどを綴っています。敏感男子、ただいま地球に適応中٩( 'ω' )و

【気づき】できない理由は「努力不足」だけじゃない。「気質」を理解したとき、輝きが見えてきた。

こんばんは。

エンパス男子の大北です。

 

沖縄にあるコミュニティ"Sango"に所属し、

安心の中で喜びを分かち合える、

そんな暮らしの場を仲間とともに育んでおります。

 

その中で、Sangoファーム中城という畑の園主をしており、

薬や肥料を使わず、水やりもせず、祈りと喜びで畑を営む日々。

 

僕たちはいつも、

「正しさ」や「美しさ」で

物事を判断しがち。

 

正しいこと・美しいことが絶対で、

それができる人が素晴らしくて、

できない人は努力が足りない。

 

「正しさ」という尺度で物事を測り、

「努力」という行動量だけを、

成長の判断基準とする。

 

そして成功に至るために、

規律をもって人を矯正し、

競争という勝ち負けだけが重要視される。

 

先日みた『地上の星たち』という映画のなかでも、

そんな学校・社会の様子が描かれていました。

 

filmarks.com

(本当に素晴らしい映画でした!心の底からオススメだお)

 

でも、

人は本来、みな役割を持っていて、

個性だって十人十色。

 

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得手不得手も、

気質によって色々なのです。

 

それが理解できるだけで、

穏やかに人と一緒に入れるし、

活かし合う関係性を育むことができる。

 

様々な経験を通じ、失敗もしながら、

そんなことを感じる最近。

 

受け入れられなかったことも、気質が理解できると落ち着く。 

今年に入ってから、

本当に様々な人が畑に来てくださるようになり、

暮らしを共にしております。

 

みなさま本当に個性豊かで、

たくさん学びになるし、気づきもある。

 

でも同時に、

ぶつかる壁もありました。

 

ある方の食事スタイルが、

どうしても受け入れられなかったのです。

 

その方は胃腸が弱く、

固いものがあまり好きではない方でした。

 

だから極力固いものは食べないようにするのですが、

どうしても口に入ってしまった場合は、

噛んだのちに口から出されていたのです。

 

僕はなんでもパクパク食べるほうだったので、

その食事スタイルのギャップに驚き、戸惑いました。

 

僕なりになんとか適応しようと、

食事を分けてみたり、

汁物などはご自身でよそってもらったり、

色々工夫をしてみましたが、

 

それでも、

よそわれた食事が多く食べ残されてしまいました。

 

食材が無駄になってしまうことも嫌で、

とっても反応してしまった僕は、

ついに相手の食事スタイルに口出しするようになりました。

 

自分の正しさを押し付けてしまったのです。

 

それがきっかけとして、結構バチコバチコしてしまい、

「やっちまったなぁ〜!!」という僕でございましたが、

 

その後、

もこさんにその話をした時、

もこさんが一言。

 

「あれは自閉症の気質なのよ。」

と伝えてくれたのです。

 

そうだったのか!!!!

 

僕は目からウロコでした。

 

僕はつい相手の食事スタイルを、

「間違っている。」「改善してほしい。」

という気持ちで見て、伝えておりましたが、

 

「やらない」のではなくて、

「できない」のです!!

 

もともと備わっている気質だから、

変化させることが難しい。

 

食事については、

「美しさ」ことが素晴らしいと評価されがちですが、

それができない人もいる。

(あっ、僕も食べ方は決して美しいとは言えないです!笑)

 

できない人に「やれ!」って言うなんて、

魚に空を飛べと言うようなもの(笑

 

傲慢もいいところだ!笑

 

それが理解できただけで、

なんだかとても気が楽になり、

許せた僕がいました。

 

できないことを「気質」として理解できるだけで、

こんなにも安心できるなんて驚きです。

 

そしてその安心は、

輝きへと繋がってゆきます。

 

安心の中で見せてくれた輝き

 

ここ2週間くらい、

畑に滞在されている女子。

 

彼女はとってもゆっくりさん。

 

いろんな農家さんのもとでバイトなどしてきたけれど、

ペースが合わず、苦労することがたくさんあったらしいのです。

 

僕も基本ゆっくりさんなので、気質は理解できるし、

のんびりペースで活動してもらっております。

 

そんな彼女ですが、感性はとても豊か。

見えない世界も敏感に感じ取る。

 

彼女にポットに蒔いてもらった種は、

とっても元気に発芽します。

 

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(すごい早く発芽してて、油断してたら徒長した笑) 

 

植物に対する愛情をすごく感じたので、

ひと畝まるまる草刈りと種まきを、

お任せすることにしました。

 

ゆっくり彼女のペースで、

草刈りに没頭し、その後種まき。

 

種まきは、

基本的な間隔などはお伝えしましたが、

あとは彼女自身に委ねることに。

 

島かぼちゃの種などは、

「1つの穴に1粒蒔くか2粒蒔くか、

蒔く数もお任せするねー!」

とお伝えしました。

 

途中、彼女が数を数えることが苦手という

気質を持っていることも発見。

 

僕が40粒だと数えていたトウモロコシの種を、

80粒だとカウントしておりました。

 

そんな風に世界が見えるんだ!と僕は驚き、

世界の受け取り方ってこんなにも違うんだなぁと、

感心しておりました。

 

数を数えられないことを引け目に感じていた彼女に、

「全然大丈夫だよ〜」とお伝えすると、

安心してくれた模様。

 

一人で黙々と、

種まきを続けてくれました。

 

そして種まきが終わった後、

伝えてくれたのです。

 

「とっても楽しくて、嬉しかったです。

島かぼちゃは一つ一つの種に、

1粒がいい?2粒がいい?と聞いたら答えてくれて、

それで蒔くことができました。」

 

と伝えてくれるではありませんか。

 

なんたる素敵な関わり。

こんなにも一つ一つの物事を大切に、

植物さんと会話してくれるなんて、

 

僕の方が目からウロコでございました。  

 

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 (早速生えてきたトウモロコシ)

 

正しさや速さだけが全てじゃない。

それぞれが色とりどりの才能を持っている。

 

安心の中で、輝きを放ってくれた彼女が、

僕にとても素敵な気づきを与えてくれました。

 

ここを訪れ、関わってくれる方々が、

様々な「気質」を見せてくれて、

たくさんの学びを与えてくれる。

 

そのぶんだけ僕は、

自分に対しても、目の前の人に対しても、

穏やかに接することができております。

 

成長させてもらえております。

 

畑で人と1週間も一緒におれなかったアスペな僕が、

2月はたった3日しか1人の時間がなくても平気でした。

 

本当に感謝感謝です。

 

この気持ちを大切に、

皆様と喜びを分かち合える場を、

引き続き育んでゆきます。

 

今日も気づきに感謝です。

まるっ!!

 

 

・こんな僕たちが集まるコミュニティがこちら。

www.sangookinawa.org

 

・メンバーが民宿もやっております。アスぺなお宿(笑

 だからこそ育まれるくつろぎ空間と、体に優しく美味しいお食事。
 ぐっすり寝れます(笑 オススメです。

yaaninjuyui35.wixsite.com