あるがままに生きるために〜コミュニティSangoで暮らす日々のキロク〜

魂の成長を目的としたコミュニティ『Sango』の住人である大北のブログ。“祈りと喜びで育つ畑”「Sangoファーム中城」の園主でもあり、とっても敏感(HSP・エンパス)なアスぺ男子。沖縄の雄大な自然の中で、仲間と共にあるがままに生きる。そんな日々の暮らし・畑仕事の実験や気づきなどを綴っています。敏感男子、ただいま地球に適応中٩( 'ω' )و

草を刈る

f:id:naturalhspman:20180911182916j:plain

草刈りバイトにて

先日、パートナーさんと一緒に草刈りバイトに行ってきた。

 

3年前に依頼を受けてから、

定期的にお願いされている場所。

今回で多分6回目。貴重な収入源。有難や、有難や。

驚かされるのは、土地の変化。

 

毎回行くたびに、

どんどん土地が変わって行く。

 

6回目の今回、

今まで咲かなかった花が咲き、

枯れかかっていたドラゴンフルーツは

3年目にしてついに実をつけた。

 

f:id:naturalhspman:20180925161201j:plain

ドラゴンフルーツの蕾

 

喜びに還る

僕たちが草刈りにおいて大切にしているのは、

土地の声を聴き、喜びに還すこと。

 

毎回の草刈りはお祈りで始まる。

土地に巡り合えた感謝と、

今から草を刈らせてくださいという気持ちを、

お伝えする。

 

土地からは色々な声が聞こえてくる。

(敏感すぎる僕たちは、見えないものが見えたり、自然の声が聞こえるのです。)

 

草刈りをお金を払ってまでお願いしてくれるのは、

自分たちで管理するのが難しくなったから。

 

だから、最初に土地から聞こえてくるのは、

「大変だー」という声。

 

管理が追いつかない大変さ。

活用しきれない残念な気持ち。

 

そんな声がよく聞こえてくる。

 

それら一つ一つの声と向き合い、

土地さんとお話ししながら、

祈りの中で丁寧に草を刈っていくのが僕らのお仕事。

 

最初の頃はとにかく草がすごい!

太い茎が勢いよく、

絡み合うように茂っているジャングル!

 草刈機で刈ってゆくのも一苦労 。

 

そんな中でも不思議なもので、

穏やかな気持ちで草さんたちに

「土地さんを守ってくれてありがとう。」

と声をかけながら刈っていくと、

 

刈りやすさが断然変わってくる。

スイスイと切れてゆく。

 

草たちと戦う必要はない。

一緒に土地さんを喜びに還していくのだ。

 

f:id:naturalhspman:20180925155006j:plain

ビフォア 草ジャングル!

 

 

f:id:naturalhspman:20180911183310j:plain

アフター 綺麗さっぱり!

 

こんな感じで、

毎回草を綺麗に刈らせていただき、

その場所の「大変だー」などの想いを浄化する。

 

最後はお祈りで感謝をお伝えして、

その場所を喜びに還してゆく。

 

それが僕たちの草刈り仕事。

 

 

毎回草刈りするたびに、

聞こえる声は変化していく。

 

最初は表面的な依頼者当人の「大変だー!」

だったのが、

 

その前のおじぃおばぁの声だったり、

代々受け継がれてきたご先祖様の声だったり、

その村の歴史だったり、

 

ずっとそこに残された未消化の想いたち。

それを気付くたびに、一つ一つお返ししていく。

 

そんなことを繰り返しながら、

継続して草刈りしていくうちに、

土地がどんどん変化していることに気づいた。

 

 

最初はぶっとい茎の草が縦横無尽に絡まっていたのに、

いつの間にか、まっすぐの草ばかりになっていた。

ものすっごく刈りやすい!

 

今まで全然咲かなかった花が咲くようになる。

 

そしてついに果実を実らせ始めた。

 

最初は1日半かかっていたお仕事も

今では半日で終わるようになった。

 

土地の様々な想いが浄化され、

喜びに還る分だけ、

土地は僕たちに喜びを見せてくれる。

 

その変化を見させてもらえることが、

とても嬉しい。

 

草が土を調える

f:id:naturalhspman:20180911185154j:plain

実をつけたドラゴンフルーツ

 

「まだ薬の味がするね。」

ドラゴンフルーツをかじって、

パートナーさんが呟く。

 

僕らがバイトする以前、

もう何年も前に撒かれたという除草剤。

それが土には残っている。

 

 

あと何年かしたら、

きっと薬の成分は土から抜けきるのだろう。

 

草花や果実たちは土のバランスを整えているのだと感じる。

生えることによって、土が流れるのを防ぎ、

土の中にある余分な養分・薬を吸い上げ、天に還してゆく。

 

そして人の手で刈られることで、自然に枯れることで、

土へと還り、また土を豊かにする。

 

何度も何度も、繰り返すことで、

大地のバランスを整えているのだと思う。

 

だから、枯れることも、草を刈ることも、

大きな目で見たら、必要な役割で、

喜びなのだ。

 

人も草も共に、大地を育み、

この自然の中で循環し、喜びを紡いでいるのだ。

 

そんなことを感じた最近。

 

だから明日からも、

草さんたちに感謝を伝えて、共に喜び合いながら、

刈らせていただく日々を過ごすのだ。

 

有難や、有難や。

 

f:id:naturalhspman:20180925163455j:plain