あるがままに生きるために〜コミュニティSangoで暮らす日々のキロク〜

魂の成長を目的としたコミュニティ『Sango』の住人である大北のブログ。“祈りと喜びで育つ畑”「Sangoファーム中城」の園主でもあり、とっても敏感(HSP・エンパス)なアスぺ男子。沖縄の雄大な自然の中で、仲間と共にあるがままに生きる。そんな日々の暮らし・畑仕事の実験や気づきなどを綴っています。敏感男子、ただいま地球に適応中٩( 'ω' )و

父に発達障害のことを伝えました

こんばんは。

発達障がい人の大北です。

 

沖縄にあるコミュニティ"Sango"に所属し、

安心の中で喜びを分かち合える

暮らしの場を仲間とともに育んでおります。

 

昨年光に還った祖父の納骨のため、

実家に帰省しました。

 

3年半ぶりの里帰り。

 

帰る道中、

昔乗り慣れた路線の電車に乗り、

外の景色を眺めてみると、

街並みにそこまでの変化はなく。

 

変わっていないことに、

安心を覚える僕がいました。

 

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(三ノ宮)


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(何年たっても行列。551の蓬莱。あるとき〜!)

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(実家です)

 

今回の旅の目的はもう一つありまして。

 

それが、

父に「自分が発達障害と診断された現状」を伝えること。

 

 

naturalhspman.hatenadiary.jp

(この話の続きです。結局妹は仕事で帰ってこれず!

家族3人で集まれる日は一体いつになるのか・・・!?笑)

 

何年も前には、

父に「僕はアスペルガーです。」と伝えたことが一度ありました。

その当時は自称アスペルガー

 

しかし、

"1年半前から心療内科に通い始め、

正式に発達障害と診断を受け、障害者手帳を持っている。"

という現状については、

実はまったく報告していませんでした。

 

心のどこかで、

そんな自分を伝えることを、

無意識に恐れていたのです。

 

でも、

「迷惑かけないように」

「早く自立しなきゃ」と無理をして、

意地張れば張るほどに空回りしてきたことこそが、

今までの僕のやらかしで。

 

意地を張っている時の自分は、

胸にぽっかり空いた穴に、

一生懸命砂を埋め続けている感覚。

 

埋めても埋めても埋まらない、

欠けた自分という穴。

 

時にうまく何かを為せて、

穴が埋まったように見えた時があっても、

 

また何か失敗するたびに、

穴が開いていく。

 

穴を埋めるために頑張るのではなく、

穴があることを認めよう。

 

とにかく「できない」を父親に伝えること。

 

自分の足りなさを一番見せたくなかった人。

でも等身大の自分を一番受け入れてもらいたかった人。

 

それが僕にとっては父親でした。

 

その父親に勇気を出して、

自分の今を伝えました。

 

発達障害と診断されたこと。

障害者手帳を持つこと。

パニック発作があること。

他の場所での就業が困難であること。

ずっと見栄を張ってきたこと。

今の暮らしを成り立たせるだけで精一杯であること。

 

そして、

借金のこと。

 

 

僕は返済する必要がある奨学金とは別に、

父親に対して200万円近い借金がありました。

 

東京で会社勤めを辞めてから、

心も体も不安定になり、

困ったたびに借りてきたお金。

 

振り返ってみると、

父親の愛情を確かめるために、

自分で自分を困らせ、

父にヘルプを出していたように思います。

 

早く自立しないとという気持ちと、

自立できない自分も愛してほしいという気持ち。

 

矛盾した二つの気持ちを行ったり来たり。

 

借りたお金を完済することを日本語で償還、

英語ではリデンプションというそうです。

 

リデンプションという言葉は、

贖罪という意味を同時に持っているそうです。

 

借金と罪意識は根っこでつながっている。

 

どれだけ頑張っても、

父からの借金を返せずにおりまして。

 

そのことも、

父に対する罪意識となっていました。

 

その罪意識がさらに、

僕を「ちゃんとしなきゃ」に駆り立てていたのがこれまで。

 

でも僕にはもう、

「ちゃんとしなきゃ」は無理だ。

 

 

父に頭を下げて伝えました。

「ごめん。おとんからの借金、

ギブアップさせてください。」

 

すると父は、

「そんなのもう全然いいよ。」

と即答してくれました。

 

「もう無理しなくていいし、

いい格好しなくていい。

とにかく今の暮らしの足元を、

大切にしてくれたらそれでいい。」

 

そのように伝えてくれました。

 

 

涙ちょちょぎれです。

 

発達障害についても理解を示してくれて、

どんなことに困っているのかを、

いろいろと聞いてくれたり、僕からも伝えたり。

 

今まで全然伝えられなかった自分の弱さを、

今回は本当に色々と伝えることができました。

 

奨学金のことや今後のことについても。

初めて親に"相談"ができたような気がします。

 

 

 

色々話し終わったら、

体の内側がとっても緩み、

心が楽になりました。

 

あったかい感覚。

 

父親の度量の広さが、

本当にありがたかったです。

 

 

さっきLINEで、

「今回はありがとう。」

とお伝えしたら、

 

LINEでも

「無理したり、いい格好しないで、

まずは淡々と暮らしてください。」

とお返事いただきました笑

 

本当親に対して、

無理したりいい格好しかしてこなかったんだろうなぁ笑

そして全部お見通しだったんだろうなぁ。。。笑

 

父親は心配してるというより、

むしろ今の方が安心している感じでした。

 

大丈夫といってる間は、

大丈夫じゃない。

 

できるもできないも、

等身大が見えてこそ、

本当の安心につながる。

 

とても大きなな愛を受け取れた帰省でした。

 

光に還ったおじいちゃんに感謝ですね。

ありがとう。

 

まるっ。

 

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