こんばんは。
発達障がい人の大北です。
沖縄にあるコミュニティ"Sango"に所属し、
安心の中で喜びを分かち合える
暮らしの場を仲間とともに育んでおります。
昨日、父と電話しました。
今月、
母方のおじいちゃんの納骨があり、
僕は実家に帰ることにしたのです。
（昨年おじいちゃんが光に還りました。）
その帰省をする上での、
お願いで父に電話しました。
お願いの１つは、
家族３人（父、妹、僕）で集まる時間をつくって欲しいということ。
僕が発達障害であることについての現状を、
父や妹に面と向かって丁寧に伝えたことがなかったので、
改めて伝えることをしたい。
そのために集まる時間を、
つくってもらうことをお願いしました。
快く承諾してもらえました。
そもそも家族３人で集まるなんて、
いつぶりだろう笑
多分5年以上してない笑
そのことを家族それぞれ全然気にしていない。
自由な家族なのです。
久々の再会がドキドキであり、楽しみでもあります。
そしてもう１つのお願い。
それは、
今回の帰省の旅費のこと。
ここ半年以上Sangoの建築もろもろに、
全精力を注いでおりましたので、
帰省できるだけの蓄えは、
全くございません笑
（物価高で飛行機代もかなり上がってた！）
というわけで父に、
「お金出して」
とお願いしました。
さらっと書いてますが、
僕にとっては革命的な出来事。
僕はこれまで父に、
「お金貸して欲しい。」
と伝えたことは多々あるのです。
しかし面と向かって、
「お金出して欲しい。」
と伝えられたことは一回もありませんでした。
「貸して」と「出して」の間には、
天と地ほどの差があったのです。
"貸して"としか伝えられなかったのは、
罪悪感があったから。
お金がないことイコール
"大人になってもしっかりしてない自分"
となっており、
「できない」自分を父に見せることが、
どうしても許せなかったのです。
だからどんな状況でも、
「出して」とは言えませんでした。
父にたいして、
心からのヘルプは伝えられていなかったのです。
でも今回初めて、
「出して」と胸を張って堂々と伝えることができたのです。
お金がないことを卑下する必要なんてない。
そう思えた今がありました。
僕は命をかけて、
Sangoという活動をしている。
自分の蓄えなんて脇目も振らず、
精一杯１００％の力で全力投球している。
それは僕にとって最も大切な営み。
これ以外の道は考えられない。
その上で今、
「蓄えがない」という事実があるだけ。
こんなに全力で一つのことやった上で、
"蓄えを考える"なんて僕のキャパでは無理！笑
できない自分も含めて、
ありのままの自分。
だから障害のことも、
家族に丁寧に伝えることを決めた。
もう背伸びして、
できる自分ばかり親に見せなくていいじゃん。
そう思えたら何の遠慮もなく、
「帰省できるお金がないので、お金出してほしい。」
と伝えることができました。
父からもなんの反論も愚痴もなく、
あっさりと
「いいよ。」とお返事いただけました。
（これまでは必ず一言二言の小言があったけど、今回はほんとすんなりでした。）
自分の「できない」を受け入れて、
「できていること」を認めたら、
こんなに胸を張れるんだ。
こんなに伝わるものなんだ。
そして、
こんなに父から受け入れてもらえていたんだ。
ということに気づかせてもらえました。
ありがたいです。
一歩踏み出して、
とても嬉しい気づきをいただけました。
これも
おじいちゃんがくれたギフトだなぁ。
2月末の帰省もドキドキワクワク。
楽しみです。
今日も気づきに感謝を込めて。
まるっ！！
