こんばんは。
エンパス男子の大北です。
沖縄にあるコミュニティ"Sango"に所属し、
安心の中で喜びを分かち合える、
そんな暮らしの場を仲間とともに育んでおります。
先日の全体ミーティングにて、
面白い議題が上がりました。
それが、
"オーブンレンジと炊飯器の購入について"
なのです。
(正確にはオーブンレンジの購入についてでしたが、
結果的にはこの2つについて話し合われました。)
「オーブンレンジが古くなって、かなりガタがきているので、買い換えたい。」という意見と、
「炊飯器が故障してしまったので、買い換えたい。」という意見が
二人のキッチン担当さんそれぞれから出たのです。
面白いのが、
オーブンレンジを買い換えたいAさんは、
「米はガスで炊くから炊飯器は必要ない。」という意見を持ち、
(ちなみにうちは、炊いた米の保温機能のみのマシンはあります。酵素玄米を作れるやつ。)
炊飯器を買い換えたいBさんは、
「ガタがきているとはいえ、今のオーブンレンジはまだ使える」
から買い換える必要性をそんなに感じていませんでした。
つまり、
同じキッチン担当だけど、
二人が必要としているものはそれぞれ違ったのです!!
そして、
互いに他方が欲しいと思っているものに、
あまりピンときていないという状況・・・!!笑
それぞれの利用目的は??
じゃあ、
それぞれなぜ必要としているのか??
Aさんは、
オーブンレンジを普段からよく使う人。
日常の料理の足しになるし、幅を広がる。
料理の選択肢が増えることは、
便利だし、楽しい。
そういう意味で、
オーブンレンジが必要だと感じている。
(ように僕は受け取りました。)
炊飯器について、
BさんはAさん同様、
普段はガスでお米を炊きます。
しかし全体ミーティング時など、
ご飯を作る時間がなかなかない時に、
ガスでご飯を炊くのは大変。
そんな時に炊飯器があると助かるし、議論に集中できる。
という考えでした。
つまり、
オーブンレンジは普段の料理の選択肢の幅を広めるため。
炊飯器はいざという時にご飯を炊く手間を簡素化するため。
という意図があります。
それぞれの目的も、
微妙に違うのです・・・!!
気質が違えば、必要なものも変わってくる
AさんとBさんは、
気質が結構違います。
(ここからはあくまで僕の私見ですが笑)
Aさんは、
結構いろんなことをマルチにやるタイプ。
いろいろ新しいものを試したり、
同時並行で物事をこなすことが好きです。
だから、オーブンレンジなど、
幅が広がるものがあると嬉しいのだと感じます。
一方Bさんは、
一つのことに集中するタイプ。
一つ一つのものへの集中力がすごく、極めていくことはすごい!
けれど同時に様々なことをこなすのは苦手でパニックしがちです。
だから、
落ち着いて物事に向き合える環境が必要で、
炊飯器一つあるだけで、
いつでもご飯を炊いてくれる存在がいる。
という安心が生まれるのです。
つまり、
それぞれの気質が違えば、
必要なものも変わってくる。
そして、お互いに相手にはなれないので、
それぞれの気質による必要性を完全に理解することも
難しいかもしれませんね。
僕たちにできることは、仲間の決断を応援すること。
僕たちはそれぞれ気質が違う、
様々な人たちの集まり。
だから、
その人の「欲しい!!」「したい!!」にたいして、
同じ気持ちになれるかどうかは定かではありません。
キッチンに立ってない人に、
キッチンに立つ人の気持ちを理解することは難しいです。
ならば、
「炊飯器とオーブンレンジを購入するか?」の議題を
どう進めていくか!?
今回は、
全員一致で決めるのではなく、
提案した二人それぞれに委ねることにしたのです。
この議題に正解はありません。
究極的にいえば、
ご飯はガスで炊けるから炊飯器も必要ないし、
普段使いのオーブンレンジだって石窯でやればいい。
昔の人は電気なんてなくて生きてきたわけだから、
必要な電化製品なんて存在しないのです。
(我ながら極論ですね笑)
でも、
僕たちはキッチンさんのおかげで、
安心してご飯を食べることができている。
そのキッチンさんが必要としているものを、
無下にし、”大変”を押し付けるのは違う。
キッチンさんにはキッチンさんの、
自由と責任が必要なのです。
自由があるから、
喜んで食事を作れるわけで、
責任があるから、
自分と仲間とSangoのことを考えて、
一つ一つの選択を大切にできるのです。
だから最終的な判断は、
キッチンさんそれぞれにお任せすることになりました。
もちろん、スタッフひとりひとりが、
Sangoの”経営”に関して責任を持っているので、
金銭面での配慮は必要だし、
意見は伝えます。
でも、
決めるのはキッチンさん。
そのような形で、
メンバーそれぞれに意見を伝え合った結果、
最終的に、
AさんもBさんも
オーブンレンジ・炊飯器の購入を
保留としました笑
Aさんはオーブンレンジについて石窯の可能性を探り、
Bさんは炊飯器について、
Family(やーにんじゅ)にあったものを活用することで、
当面やってみることにしたのです。
自由が許されたからといって、ただワガママに、
「したい!」を貫き通すわけでもないのです。
ちゃんと皆それぞれが、全体のことを考えて、
最善の選択をすることができる。
だからこそ、
それぞれの選択をもっと尊重していいのだと、
気づかされた一幕でございました。
一人一人の「したい!」を尊重し、応援し合える関係性へ、
また一歩成長できたとても良き時間。
今日も気づきに感謝です。
まるっ!!
(僕もいつも仲間に「したい!」を応援してもらって、感謝感謝でございます)
・こちらにも通じるお話ですね
・こんな僕たちが集まるコミュニティがこちら。
・メンバーが民宿もやっております。アスぺなお宿(笑
だからこそ育まれるくつろぎ空間と、体に優しく美味しいお食事。
ぐっすり寝れます(笑 オススメです。