こんばんは。
エンパス男子の大北です。
沖縄にあるコミュニティ"Sango"に所属し、
安心の中で喜びを分かち合える、
そんな暮らしの場を仲間とともに育んでおります。
その中で、Sangoファーム中城という畑の園主をしており、
薬や肥料を使わず、水やりもせず、祈りと喜びで畑を営む日々。
自分自身にアスペルガー的な気質が大いにあるという、
自覚がある僕。
自分の気質に対する理解を深め、受け入れてきたからこそ
「障がいだっていいじゃない!」と言える喜びと自由があるのです。
がしかし、
何事もやっぱりバランスが大事で。
「障がいだっていいじゃない!」
行きすぎるとまた違った話になってくるわけでございます。
今日はそんな気づきのお話。
障がいに囚われすぎ??
今日までSangoに滞在してくれた男性が昨晩、
彼の滞在中の最後の申し送りで
こんな感じのことを伝えてくれました。
「ここは他にはないとても素敵なコミュニティだと感じました。
でも、障がいに囚われすぎているんじゃないかなぁとも思いました。」
障がいに囚われすぎている?
障がい(=気質)を認識する=受け入れることが、
自分を自由にしていく上でとても大切だと思っている僕たち。
それが囚われてるってどういうことなんだろう??
彼が伝えてくれた意見が何か大切なことな気がして、
とても気になって、
今朝彼に直接尋ねてみたのです。
「囚われすぎている気がするってどんな時に感じたのか?
もう少し詳しく教えて欲しいです。」
と。
いろんな意見を交わす中で彼は、
「僕も認識することはとても大切だと思っている。
でも、やっぱり囚われているような気がして。」
とあらためて伝えてくれました。
そんな言葉を聞くうちに、
「あー!!
囚われるってこういうことかも!!」
と気づきに至ることがありました。
障がいに甘え、自分をダメにする。
障がいに囚われているということは、
「障がいがあるから〇〇できません。」
と自分の可能性を諦めてしまう感覚に近いような気がします。
でも、
障がいがあるから物事を諦めるっていうのは、
障がいを受け入れることとはまた違う話で。
マリオカートというレースゲームに例えるとしましょう。
いろんな特性を持っています。
僕がスピード重視のヨッシーを使う。
そんでもってレース中、
パワー重視のドンキーにどんどんぶつかりに行って、
パワー負けして吹っ飛ばされ、レースに負ける。
そんな時に僕が、
「ヨッシーじゃレースに勝てないよ!」
とか言っちゃうとしたら、
「いやいや!諦めるの早いよ。
そもそも、ヨッシーでパワー勝負するのはおかしいよ。
スピードと小回りでドンキーと差をつけなよ!」
とツッコミが入るでしょう。
"障がいに囚われる。"
は、きっとこの状態のことを指しているのです。
「障がいというキャラクター(=特性)があるから、
うまくいきっこないよ!」
とすぐに諦めちまうわけです。
障がいがある人は、
何かの物事をやる時に人と同じ方法でうまくいかないだけ。
自分が何が得意で何が苦手か。
をちゃんと把握して、対処していけば、
案外いろんな物事がうまくこなせるはず。
でも、
障がいを理由にやらない。挑戦しない。サボる。
障がいに甘えてしまっているのだとしたら、
自分の可能性に自ら蓋をしてしまっている。
それは、
「障がいを認識している」を通り越して、
「障がいに囚われすぎて、自分をダメにしてしまっている。」状態に、
はまってしまっているわけです。
どこかそんな空気感が、
僕たちの中にあったことを、
彼は感じ取ったのかもしれません。
僕たちは成長するためにここにいる。
でもSangoは、
霊的成長を実験実践するためのコミュニティ。
自分自身を諦めている場合ではないわけで、
成長するために僕たちはここにいるのです。
例えば僕は、
"強い"男性が元々とっても苦手です。
僕自身の中に幼い頃から育まれた男性性に対する劣等感から、
強い男性を前にするとビビって萎縮する癖が強かったです。
今日まで滞在してくれたその男性も、
僕からするとドンピシャな”強い”男性で。
喋るのにもめっさドキドキしておりました。
今までの僕だったら、
「囚われすぎている」という発言が気になったとしても、
翌朝改めて尋ねるなんてことはできなかった。
障がいを理由にサボって、
何事もなかったように彼を見送っていたことでしょう。
でも様々な人とのお出会いの中で、
少しずつ少しずつ”強い”男性を乗り越えることができて、
目を合わせるところから始まり、
笑顔を向ける、ビビってるんですと伝える、
正直を伝える、笑いを取る、顎で使う笑などなど、
一歩一歩ステップアップを重ね、
今日は気になったことを素直に尋ねる自分になれました。
この一歩一歩の積み重ねが、
自分に対する成長。
障がいを理解し、
障がいに適応し、障がいを超えていく。
その歩みなのだと理解します。
成長スピードはスーパー日進月歩ですが、
確実に成長してきた歩みもある。
同時にサボり癖もある我々だから、
そういう部分が出ちゃってたのかもしれませぬ笑
自分に甘えすぎず、
成長を喜び、訓練訓練!
来ていただく方々が、
運んでくれる風と気づきが本当にありがたい。
今日も気づきに感謝です。
まるっ!!