あるがままに生きるために〜コミュニティSangoで暮らす日々のキロク〜

魂の成長を目的としたコミュニティ『Sango』の住人である大北のブログ。“祈りと喜びで育つ畑”「Sangoファーム中城」の園主でもあり、とっても敏感(HSP・エンパス)なアスぺ男子。沖縄の雄大な自然の中で、仲間と共にあるがままに生きる。そんな日々の暮らし・畑仕事の実験や気づきなどを綴っています。敏感男子、ただいま地球に適応中٩( 'ω' )و

【学び】家族に伝える等身大

近い人であればあるほど、

つい見栄を張ってしまう。

 

そんなことが、

僕にはよくありました。

 

 

実は、

僕は父から借金をしていて、

 

2年後の今月から、

返済するという約束でした。

 

 

今も、

個人としての懐事情には、

余裕があるわけではないのですが、

 

「約束したから」

というだけではなく、

 

自分自身にとって、

今お金を返していくことが、

とても大切な自己肯定感になる気がして、

 

予定通り、

お金を返していこうと思ったわけです。

 

 

そして、

父に電話を入れる僕。

 

「最初は少しずつになるかもしれないけれど、

予定通りお金を返していこうと思うんだ。」

と伝えました。

 

すると父から、

「今お金は十分に回ってるの??」

と聞かれたのです。

 

その質問にドキッ!とした僕。

 

とっさに、

「少しずつだけど、実は回ってきてるよ!

色々上手いこといってるから大丈夫!!」

 

と伝えたのです。

 

そんなこんなで、

お金を返す流れで、

電話は終了。

 

でも、

なんだかモヤモヤする。

 

それもそのはず。

 

僕は心配してくれる父に対して、

見栄を張ってしまったのです!!

 

 

背伸びして、

いっそのことドヤ顔くらいの勢いで、(笑)

 

「大丈夫だよ!」

と伝えたのです。

 

 

親に迷惑をかけたくない。

 

親の前で、

情けない姿を見せたくない。

 

そんなええかっこしいの僕が、

そこにはいました。

 

 

本当にそれでいいのだろうか??

 

と僕は考えました。

 

 

あれだけ、

素直で正直であることを大切にしているのに、

 

どうして家族に対して、

見栄を張ってしまうのだろう。

 

一番近しい人で、

切っても切れない大切な人たち。

 

そんな人たちに対して、

偽りの自分を見せていて

いいのだろうか?

 

 

そんなことを、

真剣に考えました。

 

 

そして数日後、

改めて等身大な自分を伝えることを、

決意したのです。

 

ドキドキしながら、

電話する僕。

 

父に対して、

素直な気持ちを伝えました。

 

「ごめん!!

実は、先日の電話では見栄を張ってました!」

 

「正直なところ、

お金に余裕があるわけではないんだ。」

 

「でも、やっぱりお金を返し始めたいんだよね。

約束したからという理由だけじゃなくて、

自分を自立させていくために、

今すごく自分にさせてあげたいことなんだ。」

 

「だから、毎月返す約束だけど、

もし返せない月があったりしたら、

また相談させてください。」

 

自分を大切にするために、

自分の良いも悪いも、

全部正直に伝えることができました。

 

すると、

父からは、

 

「返せない月があっても全然構わない。」

 

と、

とても温かい言葉が返ってきたのです。

 

さらに父は、

 

「親だから、

お前たちが本当に困った時は、

いつでも助けたいって思ってるよ。」

 

と伝えてくれたのです。

 

この言葉は、

僕にとって、

とても大きな衝撃でした。

 

そもそも、

僕はどこかで、

親にお金を借りたことに、

罪悪感を感じていたのです。

 

この歳になっても、

親に頼ってしまう、

ダメな自分だ。

 

こんな自分じゃ、

親に顔向けできない。

 

そんなことを、

心の何処かで思っていました。

 

だからこそ、

大丈夫な自分を演じたくて、

 

つい背伸びをしてしまったのです。

 

 

でも、

父の愛は、

子どもが思っている以上に、

 

深く暖かいものでした。

 

 

自分をダメにしていたのは、

僕だけで、

 

親は僕のことを、

ただ純粋に応援してくれていたのです。

 

そして、

どこまでも信じてくれているのです。

 

 

電話が終わった後、

こっそり涙しました。

(内緒です笑)

 

僕の心に、

大きな安心が訪れました。

 

 

親から早く自立しなきゃ!

一人で生きて行けるようにならなきゃ!

 

と思っておりましたが、

 

そんな僕のちっぽけな思いを飛び越えて、

見守ってくれている家族がいる。

 

 

とてもとても有難いです。

 

そして、

そんな家族に対して、

自分のプライドを下ろして、

 

等身大な正直を、

見せることができる自分がいる。

 

やっと、

ありのままの自分で付き合えるようになった。

 

なんだか、

今までにないくらい「家族」になれた。

 

そんな気持ちになりました。

 

 

家族を通じて

こんな喜びを受け取れる日が来るなんて、

思ってもみなかった。

 

沖縄に来て、

本当に良かった。

 

父にお金を借りて、

本当に良かった。

 

ただただ、

有難い1日でした。

 

これからも、

素直に、正直に、等身大で。

 

今日も気づきに感謝です。

 

まるっ!!

 

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