あるがままに生きるために〜コミュニティSangoで暮らす日々のキロク〜

魂の成長を目的としたコミュニティ『Sango』の住人である大北のブログ。“祈りと喜びで育つ畑”「Sangoファーム中城」の園主でもあり、とっても敏感(HSP・エンパス)なアスぺ男子。沖縄の雄大な自然の中で、仲間と共にあるがままに生きる。そんな日々の暮らし・畑仕事の実験や気づきなどを綴っています。敏感男子、ただいま地球に適応中٩( 'ω' )و

障害を受け入れる 〜アスペ男子、その喜びを語る〜

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この写真のトマト、

ちょっと中心からずれてる感じが、

すごく気になります笑

 

そんなアスペな僕、昔は、

とっても生きづらさを抱えて

生きてきたのでございます。

 

しかし、

 アスペルガーHSP、性別違和症候群など

自分の特質を理解し、

随分生きやすくなった今があります。

 

とはいえ、

実はすぐに受け入れることが

できたわけではないのです。

 

受け入れるまで、

かれこれ2、3年かかりました。

 

 告げられても鬼スルー

初めて言われたのは、

6年前。

 

尊敬する沖縄のおばぁから突然伝えられたのです。

「あなた、アスペルガーなのよ。」

 

えっ・・・!!Σ(゚д゚lll)

 

アスペルガーって何?

何かの病気ですか??

 

最初は、

障害であるということすら分からないレベルでした。

 

調べていくうちに、

障害であると理解しても、

全く受け入れることができませんでした。

 

自分がアスペルガー・・・。

 

そう思った時にちらついたのは、

親や親族の顔でした。

 

「親や親族がなんて思うだろうか?」

 

そんなことが頭をよぎりました。

 

ずっと「いい子」でやってきたのに、

障害持ちだなんてわかったら、

きっと傷つくだろう。

 

愛されなくなってしまうのではないだろうか?

 

そんな怖れがあって、

自分を受け入れることができなかったのです。

(そうです!ここでも親や親族を勝手に悪者にしてるのです!!)

 

それ以降、何度もなんども、

アスペルガーなのよ。」

と伝えられましたが、

 

スルーです。鬼スルー。

 

「今はやらかしたり失敗したりするかもしれないけど、

僕は元来優秀なんだ。

優秀な僕が、障害を持っているわけないじゃない( ´Д`)y━・~~」

 

そんな風に自分に言い聞かせておりました。

 

 生きづらさ、徐々に募る 

アスペルガーを受け入れられない

2、3年の間、

 

生きづらさは徐々に募ってゆきました。

 

僕は、Sangoでも随一の

やらかし大魔王なのでございますが、

当時は特によくミスをしました。

 

予定の変更にパニック。

(戸惑いすぎて、過呼吸になったことも笑)

 

大勢の人のいるところでパニック。

(食事の席では、気を遣いすぎて逆に何もできず、一心不乱に食べてます。太りました笑)

 

人との距離感がわからず、目上の人に急にタメ口になり、険悪に。

(タメ口がダメだとわかれば、急に最上級の尊敬語に。極端です笑)

 

人から借りたものを、自分のもののように扱い、ぶっ壊す笑

(デストロイヤーの異名を持ちますᕦ(ò_óˇ)ᕤ笑 このミスが一番多く、傷が深い笑)

 

畑の中に物を置き忘れ、見つからなくなる。

(トラクターの同じ部品のネジを2日連続で無くし、ボスに2回も同じ店に買いに行かせたことも笑)

 

などなど!!

アスペルガーゆえのやらかしが、目白押し。

 

しかし自分はアスペルガーではないと言い張りたい僕。

 

ゆえに自分のミスを責めてしまうのです。

 

できる自分しか認めることができず、

できない自分をいじめ続ける日々。

 

いつだったか覚えていませんが、

ある時、そんな自分いじめが

限界に達したのです。

 

そんな時にある本と出会いました。

 

www.amazon.co.jp

 

漫画家の奥さんが、

アスペルガーな旦那さんとの日々を綴った漫画なのです。

 

この漫画シリーズで描かれているアキラさん。

 

僕とそっくりやーん!!!Σ(゚д゚)

 

読めば読むほどにそこに僕がいたのです。

 

この本との出会いをきっかけに、

真剣にアスペルガーのことを勉強し始めました。

 

様々な書籍を読み、

実生活で自分の行動を観察し、

自分のアスペルガーを少しずつ理解してゆきました。。

 

すると僕に嬉しい変化が起こったのです。

 

理解→許し→適応へ

色々な本から自分の苦手を

たくさん理解しました。

 

予定の変更にパニック。同じ道順、行動にこだわる。(変化しようとしない)

細かいことにもこだわる。ジャッジ癖。人との距離感がわからない。

 

などなど

 

今まで、

そんな自分ではあってはならないと、

ずっと否定してきた癖たちでしたが、

 

自分がアスペルガーだと自覚した時、

 

「そういう癖、あるもんはあるんだから仕方ないじゃんね!」

「今までのミスも、やって当然のことだったんだ。」

 

と受け入れられるようになったのです。

 

そして、

ミスし、やらかすたびに、

 

「アスペ、またやっちゃったねー!!」

と自分を笑って許せることが

どんどん増えていったのです。

 

するとさらに嬉しいことが!!

 

許せるようになると、

心に余裕が生まれてきます。

 

そしたらなんと、

自分の苦手に対処し、

適応できるようになってきたのです。

 

予定の変更にパニックしたとしても、

パニックした自分に気づき、

「そんな自分だよね」と受け止めることで、

すぐに対応できるようになりました。

 

自分を理解し、許すことで、

苦手に適応し、克服できるようになってゆく。

 

今では、

アスペルガーHSPなどについて書かれた本は、

自分を理解し、自由になっていくための教科書です。

 

おかげさまで随分生きやすくなり、

自分のことを笑って人に伝えることができるようになりました。。

 

障害を受け入れる

 アスペルガーという個性を持つ人たちは、

 とても得意なことと、とても苦手なことが、

 かなり極端。

 

よく、

アスペルガーは天才である」

と言われるのは、

得意なことへの突き抜け具合ゆえだと思うのです。

 

その得意を伸ばしてあげることは、

とても大切。

 

でも、だからこそ、

それ以上に大切なことは、

 

自分の生きづらさをもたらしている

自分の障害=苦手を理解し、受け入れること

だと僕は感じています。

(これはアスペルガーに限った話ではなく、

自分の欠点を認識する全ての人に言えますね。)

 

自分の障害を受け入れ、

笑ってそんな自分を許せるようになった時、

 

アスペルガーなどの特質は障害から才能に変わり、

自由に羽ばたく翼となるのだと、

僕は信じています。

 

僕も日々、自分を理解することを通じて、

自分の翼を存分に広げ、

今を楽しんでゆきまする。

 

今日も気づきをいただけたことに感謝です。

 

sango-okinawa.hatenablog.com

アスペ男子、芋掘りワークショップやります!

親子での参加も可能なので、よければ是非〜!!

 

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