あるがままに生きるために〜コミュニティSangoで暮らす日々のキロク〜

魂の成長を目的としたコミュニティ『Sango』の住人である大北のブログ。“祈りと喜びで育つ畑”「Sangoファーム中城」の園主でもあり、とっても敏感(HSP・エンパス)なアスぺ男子。沖縄の雄大な自然の中で、仲間と共にあるがままに生きる。そんな日々の暮らし・畑仕事の実験や気づきなどを綴っています。敏感男子、ただいま地球に適応中٩( 'ω' )و

僕が『旅』をやめた理由。〜“居場所探し” から “自分創り” へ〜

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最近、旅人と会う機会がよくあります。

 

チャリンコで日本中を回る人、

バックパック担いで世界を横断する人、

現地の生活を体験するため世界各地で1年ずつぐらい生活する遊牧民的な人。

 

「旅をしたい」という衝動は、

きっと多くの人が持っているもの。

 

かくゆう僕も、

昔はしょっちゅう「旅に出たい」と言っておりました。

旅人に会うと、ヨダレを垂らして、羨ましがってました。

(アスペ大北、結構ヤキモチ焼きなのです。)

 

しかし最近、「旅に出たい」という

欲求がなくなったのです。

 

人はなぜ、旅に出たいと思うのだろう?

冒険、刺激、発見!

求めるものは人によって十人十色。

 

僕にとっての旅ってなんだったのか?

そして「旅に出たい」を言わなくなった理由は?

 

居場所なんてどこ探しても見当たらない。

 

本日はそんなお話。

 

 

人生が180度変わると思ってた。

「旅をすれば人生が変わる。」

よく聞くキャッチフレーズ。

 

僕もそう信じていました。

 

僕がした旅を振り返ってみると、

 

大学時代、

青春18切符で北海道までブラリ電車旅。

 

オランダへの3週間の語学短期留学。

(女子10人に対して、男子僕だけ泣 修行みたいな留学でした笑)

 

カンボジアベトナムザンビアにも行きました。

ザンビアでは、タクシーの運ちゃんにボッタクられ、

飛行機に乗り遅れ、2日間ターミナル生活を強いられることに笑)

 

社会人になってからは、

1年半の会社員生活を終了した2日後、

関西から屋久島までヒッチハイク!!

(案外なんでもできるもんだと思った覚えがあります。)

 

どれもこれも楽しくて、

新しい出会いもあって、とっても刺激的でした。

(その出会いが今に繋がっているところも大いにある!!)

 

けど、旅をしたら何かが変わると思っていた僕が

望んでいたほどの変化はなかったのです。

(人生180度変わるって思ってたのにー!!)

 

 

コミュニティ遊牧民

旅といえば、

色んなコミュニティも転々としていました。

 

大学4年生の時、

自己啓発に目覚めたのです、わたくす。

 

「これは人生への先行投資だ!!」

と言わんばかりに、

 

自己啓発オタクになってゆきました。

(思い込んだら一直線ですね笑)

 

新入社員の時、

給料が振り込まれた時点で、

その9割は自己啓発ローンなどに消えました笑

(よく生活できてたもんだ笑)

 

お金をつぎ込み、

様々な自己啓発コミュニティを

渡り歩いたのでございます。

 

会社員をする傍ら、

志高い男たちが集まる塾や、

フリーランスで生きることを学ぶ学校に行き、

 

ミュージカルに出るために夜な夜な歌い踊りまくり、

 

野外フェスを作るために泊まり込みで仕事し、

 

ピカチュウの着ぐるみでイベントの司会をし、

 

自分でコーチングスクールを立ち上げ、

コミュニティを作ったこともありました。

 

多くのコミュニティに所属し、

たっくさんの素敵な人たちに巡り合いました。

 

しかし。。。

 

どのコミュニティにいても、

何かが落ち着かない・・・!!

 

自分の居場所を探して、

コミュニティを転々と旅する日々を送っていました。

 

そして沖縄へ・・・

そして流れ着いた先が沖縄。

 

かれこれ6年おりますが、

ここでも「旅に出たい」という衝動は、

全く収まりませんでした笑

 

中部の北中城で共同生活していた頃は、

 

しょっちゅう

「ここを辞めて、旅に出ます!!」

と宣言していました。

 

そして次の日にはビビリだし、

「やっぱりここにいさせてください。」と言う。

そんな日々の繰り返し笑

(週1ペースで言ってた時期もありました。)

 

大人しくなったかと思えば、

夜な夜なお家を飛び出し、

中古のバイクで走〜りだす〜♪

(脳内BGMは『15の夜』。しかし、盗んだバイクではない笑

 50ccの原付です。)

 

映画を観るため、那覇まで走り、

狂ったようにラーメンばかり食べる。

(天下一品にハマり週3で通ってました笑)

 

そんなこともしておりました。

 

 

夜に何度も抜け出し、

何度も「旅に出ます」と叫んでいたある日、

はたと気がつきました。

 

「僕はずっと同じことばかりしている。」と。

 

一つの場所にずっと居れない僕がいる。

どこに行っても、

「この場所から離れて、旅がしたい」

と言っている。

 

僕は、

今やってることから逃げ出したいだけ

でした。

 

僕にとっての旅は、

「今この場所から逃げること。」

「自分の居場所探し。」

だったのです。

 

“居場所探し” から “自分創り” へ

 

今この場所から逃げ出したい自分。

 

どこに行っても、

ここは自分の居場所でないと思う自分。

 

そんな自分の癖を見つけてから、

少しずつ僕は変化してゆきました。

 

自分の居場所がないと思っているのは、

周りの環境のせいではなく、

僕のせいだったのです。

 

僕はそれまでどこへ行っても、

「安心」することができなかったのです。

 

どこへ行っても、「いい子でいなきゃ」と仮面を被り、

素直な自分を表現できず、嘘ばかりついてきたのです。

 

そんな自分をどんどん変えてゆきました。

 

自分の気持ちをたくさん表現するようになりました。

 

怖いも、怒ってるも、嬉しいも、悲しいも、

正直に表現するようになっていきました。

 

そしたら、

目の前の人たちがそれを受け入れてくれたのです。

 

「素直な僕でよかったんだ。」

そのことに気づいたら、

僕の心が安心するようになりました。

 

ここが僕のホームだと、

思えるようになりました。

 

そしたらいつの間にか、

「ここから飛び出して、旅をしたい!」という気持ちは、

なくなってゆきました。

 

ここではないどこかへ行きたいとは、

思わなくなりました。

 

この場所で生きることが、とても楽しいです。

 

今は、

この場所で、共に生活する仲間とともに、

Sangoという同じ船に乗って、みんなで旅をしています。

 

一つのゴールに向かって、

自分たちの喜びを深める旅を、

この場所でしています。

 

 

このブログもまた、僕の旅の一つです。

ブログを通じて気づく発見。

「読んだよー。」と言ってくれる人と分かち合う時間。

ブログを読んで、相談してくれる人ができたこと。

 

ブログを通じて起こる一つ一つの出来事が、

僕にとっての旅で、大冒険です。

とっても面白いです。

 

自分が自分に安心する

居場所なんてどこにもない。

自分の居場所は自分の心の中にあるのです。

 

自分に気づき、変化し、

自分に安心できるようになる。

 

その変化を通じて、

目の前の場所が、気がついたら、

自分の居場所になっているのです。

 

居場所は探すものではなく、

自らの変化を通じて、創っていくものですね。

 

そんなことに気づき、

楽しく生きれる今に感謝です。

 

sango-okinawa.hatenablog.com

敏感男子、芋掘りワークショップやります!

よければ是非〜!!